「グランドスタッフって1日どんな流れで働いているの?」 「シフト勤務ってきつい?休みはちゃんと取れる?」
グランドスタッフを目指している方から、こんなご質問をよくいただきます。
実際に働くイメージがつかないまま就職活動を進めるのは不安ですよね。
この記事では、国際線グランドスタッフとして10年近く勤務した私が、1日のリアルなスケジュールをタイムライン形式でお伝えします。
早番・遅番それぞれの流れも紹介しますので、「自分にシフト勤務は向いているかな?」と気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください!
グランドスタッフの勤務形態はシフト制

グランドスタッフは空港という24時間稼働の職場で働くため、シフト制勤務が基本です。
大きく分けると「早番」「遅番」の2パターンがあり、会社や空港によって多少異なりますが、おおよそ以下のような時間帯が一般的です。
- 早番:5:00〜14:00 前後
- 遅番:14:00〜23:00 前後

フライトのスケジュールに合わせてシフトが組まれるため、毎日同じ時間に働くことはありません。また、会社や空港によっては夜勤があります。
【早番】グランドスタッフの1日のスケジュール

早番は早朝のフライトに対応するシフトです。朝が早い分、午後には仕事が終わるので、平日の午後を自由に使えるのがメリットです。
04:00 起床・出勤準備
始業が5時台の場合、起床は4時ごろになります。
空港は郊外にあることが多く、通勤に時間がかかるケースもあります。
私は空港の近くに住んでいたので比較的楽でしたが、電車の始発を使って通勤していた同僚も多くいました。
また、出社時間に電車が動いていない場合はタクシーで出社します。
05:30 出勤・ブリーフィング
出勤したらまず更衣室で制服に着替え、ブリーフィング(朝礼)に参加します。
朝礼では当日のフライト情報(便名・出発時刻・満席状況・特記事項など)を共有します。
前日の遅番スタッフからの引き継ぎ事項もここで確認します。
この「情報共有」はグランドスタッフの仕事の中でも非常に重要で、ここでしっかり頭に入れておかないと業務中に判断ミスをしてしまうこともあります。
06:00〜09:00 チェックインカウンター業務
いよいよカウンター業務開始です。出発時刻の2〜3時間前からチェックインカウンターがオープンします。
主な業務内容はこちらです。
- 搭乗券の発行
- 荷物(手荷物)の受け付け・重量チェック
- シートのご案内
- パスポートや渡航書類の確認
- アップグレードや座席変更の対応
- お客様からの質問対応
1便あたりのお客様は数十人〜数百人。
次々とカウンターに来るお客様に対応しながら、出発時刻までに全員のチェックインを完了させます。特に満席便や長距離国際線は対応が複雑になることも多く、集中力が必要な時間帯です。
09:00〜10:30 搭乗ゲート業務
チェックインが締め切られたら、担当スタッフは搭乗ゲートへ移動します。
ゲートでは以下の業務を行います。
- 搭乗案内のアナウンス
- 搭乗券の確認・スキャン
- 優先搭乗の誘導
- 未搭乗旅客の捜索
- 客室乗務員との引き継ぎ
このゲート業務は「フライトを時刻通りに出発させる」という責任感の大きい仕事です。
出発5分前まで走って来るお客様への対応など、とっさの判断が求められる場面も多くあります。
10:30〜11:00 便の出発・後処理
飛行機がプッシュバック(出発)すると、搭乗ゲートの片付けや書類の記入や次便の準備なども行います。
11:00〜12:00 休憩
早番は休憩が遅めに設定されていることが多いです。
始業から休憩まで長いですが、早番はやることが多くとにかく忙しいので、あっという間に時間が過ぎます。
12:00〜14:00 引き継ぎ・退勤
遅番のスタッフに引き継ぎをして退勤。 午後2時には仕事が終わるというのが早番の大きな魅力のひとつです。

私はそのままショッピングに行ったり、同期とカフェに行ってお喋りして過ごしていました!平日だとお店も空いているのでラッキーです♡
【遅番】グランドスタッフの1日のスケジュール

遅番は午後〜夜のフライトを担当するシフトです。
朝はゆっくり起きられる反面、帰宅が深夜になることもあります。
12:00 起床・午前中はフリー
遅番の日は昼頃まで自由時間!
病院や役所に行ったり、趣味の時間に使ったりと、平日の午前中を有効活用できます。これは遅番ならではのメリットです。
13:30 出勤・引き継ぎ・ブリーフィング
出勤したらすぐに当日の午後〜夜のフライト情報を確認します。欠航・遅延が出ていないか、特別対応が必要なお客様がいないかなどを把握します。
14:00〜18:00 チェックインカウンター・ゲート業務
午後便・夕方便のチェックインとゲート業務を担当します。日によってはヨーロッパ線や北米線など、長距離の夜便が集中する時間帯でもあります。
乗り継ぎのお客様や、スーパーバイザーとして他のスタッフをまとめる「インチャージ」業務を任されることもあります。
18:00〜19:00 休憩
空港内の休憩室で夕食・休憩をとります。自分でお弁当を持参している人や空港の飲食店やコンビニで買ってくる人など様々です。
19:00〜22:30 夜便の対応
夜のフライトラッシュに備えて業務再開。深夜便がある場合は対応が深夜に及ぶこともあります。
23:00 引き継ぎ・退勤
次の日の早番担当へ引き継ぎを残して退勤。帰宅は0時近くになることも。
グランドスタッフの休日・休みは取れる?

「シフト制って休みが不規則で大変そう」と思う方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、休みの日数自体は一般企業とほぼ同じくらいあります。月に8〜10日程度の休みが確保されているケースが多いです。
ただし、土日に休みにくい・祝日に働くことが多いという点は事実です。
家族や友人と予定を合わせにくいと感じることもあるでしょう。
一方で、平日に休みが取れるので、混雑した週末を避けて旅行できる・スーパーや病院が空いている平日に用事を済ませられるなど、シフト勤務ならではの利点もあります。
シフト勤務が向いている人・向いていない人
グランドスタッフのシフト勤務が向いているのは、こんな人です。
- 毎日同じルーティンより、変化のある日々が好き
- 平日休みを活用してプライベートを楽しみたい
- 朝型・夜型どちらにも対応できる柔軟性がある
逆に、こんな方は注意が必要かもしれません。
- 毎週土日に休みたい(家族や友人と予定を合わせたい)
- 早起きが極端に苦手
- 生活リズムの変化に体が対応しにくい
向き不向きは人それぞれですが、入社前にしっかりイメージしておくことが大切です。
まとめ
グランドスタッフの1日のスケジュールについてまとめました。
- 早番:5時台出勤〜14時退勤。午後が自由に使える
- 遅番:14時出勤〜23時退勤。午前中がフリー
- 休日は月8〜10日程度。土日は休みにくいが平日休みが取れる
実際に働いてみると、フライトの出発を無事に送り出したときの達成感はとても大きく、「この仕事にしてよかった」と感じる瞬間がたくさんありました。
シフト勤務の生活スタイルが自分に合うかどうか、ぜひこの記事を参考にイメージしてみてください!
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